イチロー「対戦したいよ、そりゃ」 大谷投球をテレビで観戦

 試合前、ファンの前で背面キャッチするイチロー(共同)
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 「マリナーズ2-8エンゼルス」(6日、シアトル)

 エンゼルスの大谷翔平投手(23)がマリナーズ戦に先発し、七回途中6安打2失点で3勝目(1敗)を挙げた。

 3日にマリナーズの会長付特別補佐に就任し、選手登録から外れたイチロー外野手(44)は大谷の投球をベンチ裏のテレビで観戦した。その印象を問われると「全部テレビですから、ブラジルで見ているのと同じですから気の利いたことはなかなか」と多くを語ることはなかった。

 2日前の試合は打者で2安打1打点。この日は勝利投手。二刀流の実力を目の当たりにして「欠点が見つけづらい」と率直な感想を口にした。

 チーム練習がなかったこの日のデーゲーム。今季中にプレーすることはないイチローは、いつものように1人でフィールドに出て体を動かした。4日前まで大谷が投げる試合でプレーする可能性があっただけに「対戦したいよ、そりゃ」と本音が口をついた。

 165キロの日本最速記録をもつ23歳。「特別な才能ですからね、165キロを投げるのは。単純に見てみたい、本当に」。次回対戦は6月11日からの3連戦。早くも再会が待ち遠しそうだった。

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