大谷、4番で鮮やか流し打ち 敵軍主力はべた褒め「本当にいい選手。いつか殿堂入りする」
「エンゼルス4-5ツインズ」(11日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(23)が「4番・指名打者」で出場し、4打数1安打。スタメン出場4戦連続安打で打率を・348とした。チームは逆転負けを喫し、3連勝はならなかった。
外角低めに沈む141キロのツーシームをバットの先でつかまえた。休養日となったプホルスの代役として4月22日のジャイアンツ戦以来、2度目の4番。最初の2打席こそ、メジャー通算73勝右腕のリンに抑えられた大谷だったが、五回2死一、二塁の好機に鮮やかな流し打ちで好機を拡大した。
2死満塁から続くシモンズが押し出し四球。つなぎの打撃で貴重な追加点をアシストした。
前夜は快足を生かした適時二塁打と飛距離126メートルの5号ソロ。そのパフォーマンスに魅了されたのはファンだけではない。試合前に打撃練習をする大谷の元へあいさつに行ったのはツインズの主力、エスコバル内野手だ。
同じベネズエラ出身のエンゼルス・バルブエナを通して大谷と言葉を交わした同内野手はハイテンションで昨オフに大谷の映像見ていたことを明かしながら「本当にいい選手。いつか殿堂入りするよ」と大絶賛した。
この日は「3番・三塁」で出場したメジャー8年目の29歳は、13日の試合で対戦する可能性のある投手・大谷について「投手としても素晴らしいけど、日曜日(13日)はいい投手でないことを祈るよ」と、本音とも冗談ともつかない言葉を口にして周囲を笑わせた。