大谷7回途中11奪三振で降板 救援が打たれ勝ち星消える

 「エンゼルス-ツインズ」(13日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(23)が今季4勝目をかけて13日(日本時間14日午前5時7分開始)の本拠地エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイムでのツインズ戦に中6日で先発した。5者連続三振を奪うなど、6回1/3を3安打1失点、11奪三振をマーク。前回6日のマリナーズ戦の98球を上回るメジャー自己最多の103球を投じた。

 七回1死からモリソンに四球を出したところで交代が告げられた。スタンディングオベーションの中、大谷がマウンドを降りる。好投をたたえると同時に、裏を返せば、ブルペンが不安定なことを本拠地のファンが知っているということでもある。

 その不安は的中。1点リードで勝利投手の権利を持っての降板だったが、リリーフしたベドロシアンが抑えきれず同点に追いつかれる。大谷に失点が付き、4勝目は消えた。

 大谷は序盤から三振ショーを展開。5者連続三振を含むなど、4月8日のアスレチック戦でのメジャー自己最多12奪三振にはあと1つ及ばなかったが、六回まで毎回の11奪三振を記録した。

 メジャー1年目で2桁奪三振を2試合以上で記録するのは1974年のフランク・タナーナ以来、エンゼルスでは44年ぶり4人目。デビュー6試合で11奪三振以上を2試合記録したのは1908年以降では98年のケリー・ウッド以来、30年ぶりメジャー史上3人目となった。

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