大谷4勝目ならず 降板に「まだそこまで任せられるような感じではないのかな」
「エンゼルス2-1ツインズ」(13日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(23)が今季4勝目をかけて13日(日本時間14日午前5時7分開始)の本拠地エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイムでのツインズ戦に中6日で先発した。5者連続三振を奪うなど、6回1/3を3安打1失点、11奪三振をマーク。メジャー自己最多の103球を投じ、1点リードで勝利投手の権利を持っての降板だったが、リリーフが同点を許し、4勝目はならなかった。試合は九回、コザートの左前打でエンゼルスがサヨナラ勝ちした。
七回1死からモリソンに四球を出したところで交代が告げられた。スタンディングオベーションの中、大谷がマウンドを降りる。これは好投をたたえると同時に、裏を返せばブルペンが不安定なことを本拠地のファンが知っているということでもある。最近2試合でも救援陣が失点して連敗していた。
その不安は的中。1点リードでの降板だったが、2番手のベドロシアンがこの回に同点に追いつかれる。大谷には失点が付き、4勝目は消えた。
試合後の大谷は投球内容にはひとまず納得の様子。「しっかりと三振を取れるところで取れましたし、安打の打球も打ち取っている打球だった。いいところに攻められたんじゃないかと思います」と振り返った。
イニング途中での降板となったことについては悔しさをにじませた。「前回(6日のマリナーズ戦)ではホームランを打たれて代わっているので、まだそこまで任せられるような感じではないのかな」と話した。
大谷は序盤から三振ショーを展開。途中、5者連続を含むなど、4月8日のアスレチック戦でのメジャー自己最多12奪三振にはあと1つ及ばなかったが、六回まで毎回の11奪三振を記録した。