ダル 復帰登板も勝敗付かず4回1失点 右ふくらはぎつりかけ降板
「ブレーブス2-3カブス」(15日、アトランタ)
インフルエンザのような症状で故障者リスト入りしていたカブスのダルビッシュ有投手(31)は、ブレーブス戦で2日以来の先発登板を果たした。4回を投げて1本塁打を含む3安打1失点、5三振2四球で勝敗は付かず、今季初勝利を逃した。
四回まで好投しながら右ふくらはぎをつりかけ、マドン監督に相談したところ降板を命じられた。不本意な形で白星への挑戦権を失い「言わなきゃよかった、本当に」と後悔しきりだった。
登板間隔が空いたことでフォームを見つめ直した。力の入れ方や重心の位置などを微修正し「自信をもって球場に来た。その通りの球を投げられた」と手応えも得た。復調の兆しは見せたが、5月半ばになっても未勝利。「また次が楽しみという感じがする」と話す声はやや鼻声で、不安を残した。