大谷完敗 バーランダーに3三振「すごく完成されている投手」
「エンゼルス0ー2アストロズ」(16日、アナハイム)
完敗だった。エンゼルス・大谷翔平投手(23)が「楽しみ」と言っていたバーランダーとの初対決。終わってみれば、一人の投手に初の3三振。「トータルですごく完成されている投手だと感じた」と脱帽した。
全打席で2球で追い込まれ、後手に回った。150キロ後半の直球、スライダー、チェンジアップ、カーブ。「1球1球の精度。根本的な実力のバランス。技術的な部分。穴を埋めるための工夫をやりたい、やるべきだと感じた」。天を仰ぎ、唇をかんだ。
前夜はコールに3打数1安打。初体感の160キロを「ここまで品のあるの(直球)は経験がない」。メジャー屈指の2人との対戦を「いくら払ってでも経験する価値のあるもの」と表現した。
「これをどうプラスにしていくか。手ごわいというより、そこをクリアしていくことで自分のレベルが上がっていく」。ア軍戦は残り10試合。リベンジの時を静かに待つ。