大谷、九回に意地の6号「流れをあすにつなげたい」チーム22イニングぶりの得点

九回に6号ソロを放った大谷
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 「エンゼルス1-7レイズ」(17日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(23)がレイズ戦に「5番・指名打者」で出場し、九回に6号ソロを放った。打者出場4戦ぶりの一発でメジャー移籍後自己ワーストの連続無安打打席は8でストップ。チームに22イニングぶりの得点をもたらし、2試合連続の零敗を阻止。次戦につながる1本となった。

 スコアボールに並んだ8つのゼロ。敗色濃厚の九回に大谷が見ていたのは『明日』だった。

 「チームとしても、個人的にも最後の打席は次につながる。今日の1点が明日の一回につながっていければと思って打席に行きました」

 初対戦の右腕プルイットがカウント1-1から投じた146キロ直球を鋭く振り抜く。フェンスをよじ登る中堅手のはるか頭上を超える125メートル弾。「狙うというのはない」と言い切った4戦ぶり一本だった。

 前日のアストロズ戦はメジャー193勝のバーランダーに4打数3三振。完敗から一夜明けたこの日はレ軍のエース、アーチャーに3打席とも封じられた。

 「よくない時にどこがよくないのかをつぶしていく作業の方が前進するためにはすごく大事と思っている」。

 打席を終えるたびに打撃フォームを微調整。ボールの待ち方や見方などのポイントを入念にチェックした。自己ワーストの連続無安打打席を8で止め、「この流れをあすにつなげたい」と言った。

 チームの3連敗に「(自分が)もっと早く打っていれば違う展開にもっていけた。なによりも勝てなかったことが一番悔しい」と大谷。しかし、そのバットがもたらした22イニングぶりの得点がチームに勇気を与えたのは間違いない。

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