大谷、球宴本塁打競争出場の可能性は? 大リーグ公式HPも関心
「エンゼルス-レイズ」(19日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(23)は、あす20日(日本時間21日)のレイズ戦の登板に向けた調整のため、5試合ぶりに先発を外れた。
試合前の三塁側ベンチで行われたソーシア監督の囲み取材。話題になったのが、前日の打撃練習で大谷が放った右翼席後方のスコアボードを直撃する打球だ。この日、球団が飛距離が513フィート(約156メートル)あったことを正式発表する異例の対応。指揮官は飛距離に関しては「打撃練習は打撃練習だから」と多くを語ろうとはしなかったが、その打撃については「彼はシチュエーショナル・ヒッティング(状況に応じた打撃)というものを理解していると思う。広角に打っている。考えをもって打席に立っている」と話し、パワーだけではないことを力説した。
大谷はここまで6本塁打を記録。リーグ最多14本のベッツ(レッドソックス)とマチャド(オリオールズ)には遠く及ばないが、前日の打撃練習では26スイングで10本の柵越えを放つなど、そのパワーと確度の高さは実証済み。7月にワシントンで開催されるオールスターゲームが近づくにつれ、話題になりそうなホームラン競争参加についてソーシア監督は「そこは選手が決めること。そういったことに参加したい場合は常に選手側に決める権利がある」と容認する姿勢を見せた。
参加選手は本塁打部門の上位にいることや過去の実績などが条件とされているが、打撃練習で柵越えを連発するマリナーズのイチローに出場の依頼があったように話題性も大きな要素となっている。
大リーグ公式サイトも大谷の本塁打競争には注目しているようで、「オオタニがHRダービーに?ソーシア監督は止めない意向」との見出しで報道。前日の打撃練習の飛距離や、日本では16年の球宴で本塁打競争に出場して優勝したことなどを伝えた。