大谷が絶妙なボケ見せた 敵軍選手から「英語の方はどう?」と聞かれて…
エンゼルス・大谷が打者で出場した18日のレイズ戦でのこと。四回の打席で四球で出塁し、二塁に達したところでレイズのウェンドル二塁手に話し掛けられた。投手交代時の数分間。にこやかに話す姿が印象的だった。
どんな会話があったのかは気になるところ。「あまり英語はできないとは思ったけど、どうしても話し掛けたくてね」とウェンドル。「ホームランを打った時は当然のこと、バットが折れたヒットでもニュースになるような選手だからね」。今回の対戦を楽しみにしていたようだ。
大谷には2つの質問をしたそうだ。「ロサンゼルスは好き?」。大谷は「今のところ、好きです」と返したきたという。もちろん、英語で。
思わず、笑ってしまったのは次のやり取りだ。「英語の方はどうですか?」。「ウン・ポキト」。なんと、大谷は英語の質問に対し、「少しだけ」を意味するスペイン語で答えるボケをかましたのだ。
「僕を笑わせようとして言ったんだろうけど、びっくりしました」。
ウェンドルの話を聞いて思い出したのは、2月14日、大谷がアリゾナ州テンピでキャンプ初日を迎えた時の記者会見だ。
今後の抱負として「私生活についてアメリカならではの、ユーモアのある、何か新しい大谷選手を見せていきたいですか?」と聞かれた大谷はこう答えている。
「元々ユーモアのあるタイプではないと思っているので、そういうところが柔らかめに出していければと思います」。
あれから約3カ月。大谷の周囲には笑い声が絶えない。
すでに二刀流が本物であることを証明した大谷。ユーモアのセンスも確実に磨かれていているようだ。