大谷、マー君との投げ合い持ち越し 指揮官が28日ヤンキース戦の登板回避を発表
エンゼルスの大谷翔平投手(23)が予定されていた27日(日本時間28日)のヤンキース戦の登板を回避することが分かった。マイク・ソーシア監督(59)が24日(同25日)の試合前に「体への負荷を管理するため」と説明し、代わってギャレット・リチャーズ投手(29)が中4日で登板することを発表した。
ヤンキースは田中将大投手(29)が同日に先発することが発表されており、日本時代の13年以来、5年ぶりの投げ合いが注目されていたが、今季公式戦での投げ合いは消滅した。代わって打者・大谷との対決が実現する可能性が出てきた。
大谷は20日のレイズ戦で移籍後最長の7回2/3、同最多の110球を投げて4勝目を挙げた。試合後に約4000キロ離れたカナダ・トロントへ移動し、翌21日は試合がなかったため、完全休養。22日のブルージェイズ戦は「5番・指名打者」で出場したが、ノースローだった。前日の試合前は登板4日前にルーティンになっていたブルペン入りを回避し、約10分間、軽めのキャッチボール。試合後は「チームから言われた。僕は調整自体はこれがいいというのはないのでその通りにいきました」と話した。
この日のブルージェイズ戦に「5番・指名打者」で出場する予定の大谷は試合前のフィールドで通訳の水原氏を相手に約10分間のキャッチボールを行った。指揮官は大谷の次回登板について「まだ決めていない」としながらも「状態はいい」と肉体的に問題がないことを強調した。