大谷、第4打席はチャプマンから四球 マー君には2三振と完敗
「ヤンキース-エンゼルス」(27日、ニューヨーク)
エンゼルスの大谷翔平投手(23)がヤンキース戦(28日午前2時5分開始)に「4番・指名打者」で出場。ヤンキースの田中将大投手(29)とメジャーで初対決し、第3打席は空振り三振に終わった。第4打席は守護神チャプマンと対戦し、四球を選んだ。
メジャー移籍後初の6試合連続出場となった大谷の第1打席は初回。2死一塁の場面で、敵地のファンの激しいブーイングに迎えられて打席へ。初球は外角低めへスプリットを見送りボール。その後、3ボール1ストライクと打者有利のカウントになったものの、甘いスライダーにタイミングが合わず空振り。続く6球目は内角へのスライダーにバットは空を切った。
第2打席は0-3と3点を追う三回、無死一塁。初球、2球目とボール。3球目のワンバウンドになるスプリットに思わずバットが出て空振り。しかし、4球目のストレート、5球目のスライダーを冷静に見送って、一塁へ歩いた。
第3打席は六回一死。3番のシモンズが左翼席へソロアーチを放ち、1点を返した直後の打席。初球のストレートを見送り、ボール。2球目のスライダーを空振り。続く3球目はストレートが外角低めに決まり、追い込まれると、最後は142キロのスプリットにまたしてもバットが空を切った。
田中とは、日本ハムのルーキーだった13年9月以来、約5年ぶりの対決。日本での対戦成績は11打数無安打、2四死球、6三振と完璧に抑えられていたが、この日も田中に抑え込まれた。
第4打席は九回。先頭打者として、チャプマンと2度目の対戦。25日の対戦では164キロのストレートに遊ゴロに倒れていた。初球の158キロをファウルにすると、その後3球選んで3ボール1ストライク。5球目の外角への160キロをファウルにすると、続く162キロを選んで、この日2つ目の四球で出塁した。
大谷が4番に入るのは11日のツインズ戦以来、今季3度目。休養日を与えられたプホルスの代役として起用された。前日は今季初の2戦連続無安打で開幕戦を除いて初めて打率3割を切った。