大谷翔平、イメチェン?口ひげうっすら 10日ぶり登板に意気込み
エンゼルスの大谷翔平投手(23)が30日のタイガース戦(日本時間31日午前8時10分開始)に登板する。
前回登板となった20日のレイズ戦では移籍後最長7回2/3、同最多の110球を投げて6安打2失点の好投で4勝目。当初は27日のヤンキース戦で田中と投げ合う見込みだったが、「体への負担を考慮して」(ソーシア監督)登板を回避した。
その一方では打者としては22日から27日まで移籍後最長となる6試合連続出場した。敵地カナダ・トロントで行われた22~24日のブルージェイズ3連戦は下半身に疲労が蓄積しやすい人工芝球場ながらメジャー初盗塁や2本の二塁打を記録。スピードを生かした走塁が多かったが「練習の時間的な問題ですごく走る日はあまりないのでそういう意味ではよかった。プラスにとらえてます」と前向き。続く25~27日のヤンキース3連戦はメジャー自己最長となる3戦13打席連続無安打(4四球含む)を喫したが、「安打は出てないですけど四球も取れてますし、いい打席が多い」と収穫を口にした。
9日間の調整期間は打者として出場しながら24、26、28日の試合前にブルペン入り。登板前日となった29日はいつもより5分ほど長い20分の時間をかけてキャッチボールを行い、ルーティンになりつつあったショートダッシュを省くなど、体調に合わせたメニューで臨戦態勢を整えた。
口の周りにうっすらひげを生やした大谷は29日の囲み取材で「今までどおり、勝てるように1イニング1イニング持ってるものを出せれば、と思っています」と、自身の5勝目が懸かった登板に意気込み。指揮官は110球を目安にしているとあって「ある程度限られた球数の中でしっかりと後ろにつないでいければ」と必勝を誓った。