大谷攻略に秘策?タ軍主砲「ブルース・リーは完璧なたとえ」

 「タイガース-エンゼルス」(30日、デトロイト)

 エンゼルスの大谷翔平投手(23)が30日のタイガース戦(日本時間31日午前8時10分開始)に登板する。20日のレイズ戦以来、10日ぶりのマウンドでチームの勝利と自身の5勝目を目指す。

 2番最強打者説。タイガースの2番として大谷を迎え撃つのはメジャー6年目のカステヤノスだ。昨季は自己ベストの26本塁打&101打点。10三塁打はリーグ最多だった。今季はチーム最高打率と最多打点の26歳は、実は相手投手のビデオは見ない派だ。「俺はオオタニの映像は一度も見たことがない」と断言する。

 「知っているのは彼がデカくて、99マイルの速球とスプリットを投げるということ。あとは左足をしっかり上げる。それぐらいだね。試合前には確認程度で映像は見るけど、大切なのは打席の中でどう感じるか。感じたままにスイングする。『考えるな、感じろ』。ブルース・リーの言葉は完璧なたとえだよ」

 もちろん、大谷が投打の二刀流として注目されていることは知っている。

 「最初聞いた時は『リトル・リーグじゃないか』と思ったね。それをメジャーのレベルでやってるんだからすごい選手だよ。俺が思うに、彼は自分のやってることを特別だとは思ってないんだろうね。ずっと2つのことをやってきてるわけだから」。

 大谷について興味津々の様子で話す強打の右打者は打席に立つのが待ち遠しそうだった。

 大谷が投げ合う相手は右腕のマイク・ファイアーズ投手(32)。今季はここまで9試合に登板し、4勝3敗、防御率4・78。アストロズ時代の15年8月21日のドジャース戦でノーヒットノーランを達成するなど、メジャー通算46勝。

タイガースの予想ラインアップ

1番・中堅 マーティン  打率・249、6本塁打、17打点

2番・右翼 カステヤノス 打率・319、5本塁打、28打点

3番・三塁 キャンデラリオ打率・274、8本塁打、21打点

4番・DH マルティネス 打率・252、4本塁打、22打点

5番・一塁 グッドラム  打率・250、3本塁打、13打点

6番・左翼 ジョーンズ  打率・237、4本塁打、12打点

7番・捕手 グレイナー  打率・304、0本塁打、4打点

8番・遊撃 イグレシアス 打率・251、2本塁打、17打点

9番・二塁 マチャド   打率・211、1本塁打、17打点

投手 ファイアーズ 4勝3敗、防御率4・78

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