大谷の登板試合で珍ハプニング 水鳥が迷い込み客席に落下 5勝目はお預け

 「タイガース6-1エンゼルス」(30日、デトロイト)

 エンゼルスの大谷翔平投手(23)が、8度目の登板。メジャー自己最速163キロをマークするなど、5回3安打5奪三振1失点と好投した。試合は2度の雨天中断があり、大谷は無念の降板。勝ち負けはつかなかった。

 大谷にとっては不運だった。突然降り出した雨の影響で、四回終了後に23分間の中断。大谷は五回も続投し、メジャー自己最速の163キロ(101・1マイル)を計測するなど無失点に抑えた。だが、1-1で迎えた六回表に再び41分間の中断。再び肩を作り直す影響を考慮され、大谷はマウンドから退いた。

 2度目の再開直前には体長50センチほどの水鳥がグラウンドの外野を歩き、タイガースの選手や係員が走って追いかけて逃がそうとする場面も。水鳥はようやく飛び立ち、客席からは拍手が起こったが、バックネット裏のスコアボードに激突。力なく客席に落下し、タイガースファンとみられる女性に抱きかかえられ、救出されるハプニングがあった。

 その後、「ガンは元気に回復し、解放されました」と場内放送されると、観客からは大歓声が起こった。

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