大谷、4打数無安打 対左腕は打率・148 チームは逆転負け
「エンゼルス2-3レンジャーズ」(2日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(23)がレンジャーズ戦に「6番・指名打者」で出場し、4打数無安打に終わった。対左腕成績は、27打数4安打で打率・148と苦戦。チームは延長十回に逆転負けした。
九回表にレンジャーズの犠飛による得点がビデオ判定の末に認められ、同点に追いつかれたことから、めぐってきたその裏の攻撃。
無死一塁の場面で左腕ディークマンに打ち取られた。内角球を見せられ、追い込まれてから外の変化球を打たされ遊飛に。好機を広げ、サヨナラの場面をお膳立てすることはできなかった。
注目を集めた、この試合の先発、通算150勝のエース左腕ハメルズとの初対決も3打数無安打と抑えられてた。二回の第1打席は空振り三振。厳しく内角をつかれカウント2-2から最後は外の変化球に空振り三振。今季32個目の三振を喫した。
四回には痛烈な打球も放った。1死一塁から、ハメルズの足元を抜けた一打は、センター前へ抜けようかという当たりだったが、大谷シフトに阻まれ、遊撃手に好捕され二塁-一塁へと転送された。
さらに一塁走者のシモンズの二塁への走塁が危険なスライディングと判断され、打者走者の大谷もアウトに。大谷にとっては不運な併殺打となった。
七回の第3打席は、カウント1-1から内角高めの球を打ち一ゴロとメジャー13年目のベテラン左腕を打ちあぐねた。