大谷翔平、ロイヤルズ戦先発 四回に先制許す 序盤のピンチは自らの好守で切り抜ける

 ロイヤルズ戦に先発したエンゼルス・大谷(共同)
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 「エンゼルス-ロイヤルズ」(6日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(23)が、自身の5勝目と、チームの4連勝を懸けてロイヤルズ戦(日本時間7日)に先発した。

 初回の立ち上がりは先頭のメリーフィールドに一塁強襲安打。続くエスコバルは外角スライダーで空振り三振に仕留めたが、3番のムスタカスにストレートの四球と制球を乱して、1死一、二塁のピンチを招いた。

 4番のペレスを迎え、変化球を3球続けて、1-2と追い込み、最後は外角球で投ゴロ併殺打に仕留めて、自らの好守でこの回を無失点で終えた。

 二回にもピンチを招いた。先頭のソレアには直球を完璧にはじき返され、左翼フェンスをワンバウンドで越える二塁打。しかし、ゴードンを投ゴロに打ち取ると、続くドジャーをスライダーで空振り三振に仕留めた。最後は8番のゴインズの投手への当たりを好フィールディングで処理。この打球初速は、MLBのデータ解析システム「スタットキャスト」によると、101マイル(約163キロ)だったが、足元の打球に対して反応よくグラブを差し出して捕球。一塁へ駆け寄って、下からボールを投げて投ゴロとして、このピンチも無失点で切り抜けた。

 三回は三者凡退に仕留めたが、四回は先頭打者にヒットを許し、2死からバッテリーミスで2進させると、6番・左打者ゴードンには二遊間を抜ける中前適時打を許して、先制された。ここから制球がまたも不安定となり、ドジャーに四球を与えると、8番のゴインズにはストレートの四球で満塁としてしまった。

 2死満塁で迎えたのは9番のアルモンテ。スプリットで空振りを取って追い込むと、カウント1-2から140キロのスプリットで空振り三振に仕留めて、1失点で切り抜けた。

 大谷は中6日、今季9度目のマウンドでここまで4勝1敗、防御率3・18。前回5月30日のタイガース戦は5回3安打1失点で勝敗はつかず。2度の降雨中断の影響により83球でマウンドを降りた。

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