マメで降板の大谷翔平 指揮官「前回ほどひどくはなさそう」軽傷を強調

ロイヤルズ戦の5回、1球も投げずに降板するエンゼルス・大谷=アナハイム(共同)
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 「エンゼルス4-3ロイヤルズ」(6日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(23)は右手中指のマメの影響により四回で緊急降板し、5勝目はならなかった。4回4安打1失点、4奪三振3四球。序盤から制球が安定せず、63球を投げてストライクは33球だった。チームは逆転勝ちで4連勝を飾った。

 本拠地がざわついた。エンゼルスの三塁側ベンチからソーシア監督がトレーナー、通訳とともに飛び出したのは五回、大谷が投球練習を終えようとした時だ。すでにブルペンでは中継ぎのジョンソンがウォームアップを始めていた。指揮官に右手を見せる大谷の表情には不満の色がありあり。投手交代。首を振り、納得いかない表情を見せる背番号「17」。1点ビハインドの展開。悔しさをにじませながら静かにマウンドを降りた。

 序盤から粘りの投球を強いられた。初回。先頭打者に右前打を許し、1死後に四球を出して一、二塁。しかし、4番ぺレスをスライダーで投ゴロ併殺打に仕留めて無失点で切り抜けた。二回も先頭に左翼線二塁打を浴びたが、後続をピシャリ。3つ目のアウトは初速163キロのワンバウンドの打球を好捕。日本で培ったフィールディングで二塁に走者をくぎ付けにした。

 三回を3人で片付けたが、四回も先頭にヒットを許す。2死からパスボールで得点圏に走者を進めると、6番ゴードンにカウント3-1から高めに浮いた150キロ直球を右前へ運ばれ、先制点を献上した。

 球団から発表された大谷の降板理由は「右手中指のマメ」。2回、66球で降板した4月17日のレッドソックス戦と同じ箇所だった。前回は通常の中6日でマメを完治させ、同25日のアストロズ戦のマウンドに上がっている大谷。試合後、ソーシア監督は「(患部の)確認はしていないが、前回ほどひどくはなさそうだ」と説明しながらも次回登板については「状態を見ながらになる。明日は試合がないし、(先発ローテに関しては)選択肢はたくさんある」と話した。

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