大谷、左腕に反撃二塁打 ブーイングに負けずガツン
「ドジャース3-2エンゼルス」(13日、ロサンゼルス)
超満員5万3368人が詰まった客席からブーイングと歓声が起こった。隣接する両軍の本拠地を高速道路がつないでいることから「フリーウェイ・シリーズ」と呼ばれる交流戦。エンゼルスの大谷翔平投手(24)が代打で登場すると敵地が異様な空気に包まれた。
2-3の九回1死無走者。大谷はカウント2-2と追い込まれながら中継ぎ左腕アレキサンダーが投じた6球目、真ん中151キロシンカーを強振。打球は左中間を真っ二つに割り、楽々と二塁を陥れた。
6日の対戦で空振り三振を喫した相手にリベンジ。ソーシア監督は「(6日に)アナハイムで対戦し、相手のボールを見ている。あの場面でショウヘイを起用することに迷いはなかった」と説明。勝利には結びつかなかったが、チームを鼓舞する一打を「いいスイングだった」と称えた。
対左腕打率は・167と依然として分は悪い。しかし、10日のマリナーズ戦でも2度目の対戦となった左腕エリアスから左前打。あらためて適応能力の高さを証明した大谷の左投手への反撃が始まった。