大谷、第3打席は右飛 前回3三振のバーランダーから第2打席に二塁打
「エンゼルスーアストロズ」(21日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(24)は「5番・指名打者」で出場し、前回5月16日の初対決で3三振を喫した35歳のベテラン右腕、バーランダーから四回に右越え二塁打を放った。両軍無得点の二回の第1打席はバント安打を試みたが、投ゴロ。六回の第3打席は右飛だった。
アストロズの先発は、エース右腕のバーランダー。ここまで9勝5敗、防御率2・29の35歳ベテランに対し、0-0の二回無死一塁の打席は初球、投手の左へ転がしたが、二塁封殺で走者を進めることはできなかった。アストロズ内野陣は右へ寄る“大谷シフト”。遊撃手が二塁ベースのやや右後方、三塁手が三遊間に位置取りしていた。
2点を追う展開となった四回は1死一塁の場面で打席に。ツーボールからの3球目、内角153キロ直球を鋭く振り抜き、右翼手の頭を越える打球で二塁に達した。初速170キロ、飛距離101メートルの打球で後半戦初安打。好機を拡大したが、後続が2者連続三振で反撃はならなかった。
0-7と一方的な展開となった六回1死一塁の打席は右飛。カウント2-1から高めの153キロ直球を鋭くはじき返したが、初速173キロの打球は右翼手のほぼ正面だった。
初対決となった5月15日の試合は4打数無安打3三振。試合後の大谷は「いくら払ってでも経験する価値のあるもの。それぐらい素晴らしい投手」と脱帽する一方で「打ち崩すのは難しいと思うんですけど、手ごわいなというよりそこをクリアしていくことによって自分のレベルが上がっていくと思う」と次回対戦でのリベンジを誓っていた。