大谷、二塁打2本 バーランダーにリベンジ 後半戦初安打&今季11度目マルチ
「エンゼルス0-7アストロズ」(21日、アナハイム)
待望の一打は2点を追う四回だ。エンゼルス・大谷翔平投手(24)は、2ボールからバーランダーの内角153キロを右越え二塁打とし、2カ月前の初対戦で完敗した通算198勝右腕にリベンジ。六回の右飛も鋭い当たりで「何回か、いいスイングができたかな」と手応えを口にした。
勝利への気持ちが見えたのは0-0の二回無死一塁。右へ寄り、三塁側を空けた相手内野陣のシフトを逆手に取って初球バント。投手の左へ転がし、今季球団最速となる3・82秒で一塁を駆け抜けた。だが、バーランダーの好判断で二塁封殺。「もっといい打席にできれば、違う展開にもっていけた」と悔しがった。
九回には中継ぎ左腕から右翼線二塁打で後半戦初、今季11度目の複数安打。しかし、ホームは遠く零敗。ピンチを背負っても動じない35歳ベテランに「見る限り、絶好調に見えました。トップクラスの投手。しっかり抑えるのはさすが」とうなるしかなかった。