大谷、早ければ21日にも実戦形式投球「真っすぐを基準に」

ナギー投手コーチ(右)らが見守る中、ブルペンで投球練習をする大谷(撮影・小林信行)
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 右肘の故障から二刀流復帰を目指すエンゼルスの大谷翔平投手(24)が早ければ20日(日本時間21日)にもアリゾナ州テンピの球団マイナー施設で実戦形式の投球練習を行うことが分かった。18日(同19日)のレンジャーズ戦の試合前にソーシア監督が「アリゾナではシムゲーム(シミュレーションゲーム=実戦形式の投球練習)になる」と明言した。

 7月19日から投球プログラムをスタートさせた大谷は8月11日に負傷後初めてブルペンに入り、捕手を立たせて23球、2日後の13日には捕手を座らせて33球を投げた。さらに15日には本拠地エンゼル・スタジアムでマイナー打者を立たせて33球。打者はスイングしなかったが、1イニングの球数を想定してストライク・ボールを判定しながら15球を投げた後、休憩を挟んで18球を投げた。

 この日の大谷は試合前に4度目のブルペンに入って直球のみ20球。「今日は軽くだったので動きの確認をしっかりできたかなと思います」と話した。

 早ければ20日にも予定されている実戦形式のピッチングについては「打者との感覚がちょっと空いてるので、まずどんな感じなのかな、という(確認)のは必要かなと思います」とテーマを挙げ、球種に関しては「とりあえず、真っすぐかなと思うので、そこを基準にしていけたらなと思います」と話した。

 6月6日のロイヤルズ戦を最後に実戦のマウンドから遠ざかっている。7月3日に打者として戦列に戻ったが、球団は投手復帰には慎重な姿勢を見せている。約2カ月間、指名打者専任で出場している大谷は「そりゃ投げたいなという気持ちはあるんじゃないかなと思いますけど、それでもバッターで出て足りないところの方がすごい多いのでそれを補っていくことで必死なのかなというのはありました」と話した。

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