大谷、代打で13号3ラン 会心!代打で2発目
「レンジャーズ7-11エンゼルス」(18日、アーリントン)
エンゼルスの大谷翔平投手(24)がレンジャーズ戦で7-6の七回1死一、二塁から代打で出場し、中堅に13号3ランを放った。本塁打は7日以来で、代打では今季2本目。守備には就かず、チームは11-7で勝った。
渾身(こんしん)の力で白球を叩きつぶす。右足がインパクトの直後に宙に浮く豪快なフォームから繰り出された会心の一撃。敵地ファンの歓声を一身に受け、大谷がダイヤモンドを回った。
豪雨の影響で試合開始が2時間26分遅れた。3試合ぶりに先発を外れた大谷の出番は1点リードの七回、1死一、二塁。「チャンスなので積極的にいきたいなと思ってました」。時刻は午後11時50分すぎ。胸近くの高さにきた152キロ直球を完璧にとらえた。
「(バットの)芯付近だったので、『行ってほしいな』と思って走りました」。飛距離125メートル。13号3ランは自身2本目となる代打弾。「1打席なので前後の組み立てを考える必要もなかったですし、来た球に対して強いスイングができればいいなと」。イメージ通りの一振りで最高の結果を出した。
「打者で足りないところがすごく多いのでそれを補っていくことで必死というのはありました」。右肘のけがの影響で7月3日から打者に専念。7月は22試合で打率・203と苦しんだが、8月はここまで14試合で打率・308。OPS(出塁率+長打率)は驚異の10割超えだ。
投手としては21日にも実戦形式の投球練習に入る。「復帰に向けてメドが立ってるというところで言うと、気持ち的にすごく前向きになれる」。けがを経験し一回り成長した二刀流がもうすぐ帰ってくる。