ダルビッシュ右肘痛再発…1A登板3回予定も19球初回降板 来月復帰白紙に
DL入りしているカブスのダルビッシュ有投手(32)が19日、インディアナ州で行われた傘下のマイナー、1Aサウスベンドの試合で6月25日のマイナー戦以来の実戦登板に臨んだが、右肘痛を再発したため、一回限りで降板した。20日にも精密検査を受ける。わずか19球で予定の3回を投げられず「MRIで撮ってみないと何とも言えないけど、何なんだろう」と不安を口にした。
右上腕三頭筋の腱炎(けんえん)で5月26日にDLに入り、同29日のMRI検査では「(筋)組織に損傷なし」との診断だった。だが、6月25日のマイナー戦で実戦復帰した直後に異常を訴え、再検査では「右肘のインピンジメントと炎症」と診断された。
その後は患部周辺のトレーニングや背骨の調整などで「普段の生活でも違和感があったのにそれがなくなった」と順調だった。9月上旬のメジャー復帰が有力視されていたが、白紙に戻った形だ。
昨季ドジャースで届かなかったワールドシリーズ制覇を目指し、カブスに移籍した今季は1勝3敗、防御率4・95と不本意な成績のまま、シーズンが残り少なくなった。本人は「検査で原因が見つかり次第、帰ってくるためのプランを練っていきたい」と語った。