大谷 14号2ラン!バーランダ-撃ち 「何とか食らいついた」

 「エンゼルス3ー8アストロズ」(25日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(24)が「4番・指名打者」でフル出場し、0-4の四回に左中間へ14号2ランを放った。本塁打は18日以来。二回の右翼線二塁打と合わせて7日以来の複数安打を記録した。メジャー1年目の日本選手は城島健司の18本塁打を筆頭に松井秀喜が16本で続く。大谷が上回る可能性は十分だ。

 配球を読み切った。そう思わせるほどの完璧なスイングだった。4点を追う四回無死一塁。今季6度目の4番で起用された大谷が、6日前に通算200勝を達成したばかりの35歳右腕バーランダーの初球をとらえた。

 球種は、二回の第1打席で泳がされながら右翼線二塁打にした時と同じチェンジアップ。「(前打席で)打ってた球なので正直、頭の中になかったですけど、何とか食らいついた」。飛距離127メートルの14号2ラン。体の反応でセンター左へ鮮やかなアーチをかけた。

 バーランダーとは過去に2度対戦していた。5月16日の初対決は4打数無安打3三振と苦杯をなめたが、7月21日は右越え二塁打を含む3打数1安打。そしてこの日は長打2本で、15度目の複数安打をマークした。

 「確実に1回目より2回目、2回目より3回目の方がいいタイミングで(打席に)入れてると思う。凡退した打席も生かせている」

 八回2死では報復死球を受けた。初球152キロ速球が腰を直撃。七回に敵軍主砲アルトゥーベが死球を受けていた。不穏な空気が漂う中、両軍ベンチに警告が出され、苦笑いで一塁へ向かった大谷は「死球は普通にあること。僕も投手をやっていれば当ててしまうこともある」と意に介せず。落ち着き払った態度には主砲の風格さえ漂っていた。

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