エンゼルス、大谷の女房役をまた放出 マルドナドに続いてリベラがブレーブスへ
大谷翔平投手(24)が所属するエンゼルスは29日(日本時間30日)、ウエーバーにかけていたベテラン捕手のレネ・リベラ(35)をブレーブスが獲得したと発表した。
大リーグではウエーバー公示不要のトレードが7月末に締め切られ、8月以降はウエーバーにかけた選手に獲得意思を示した球団とのトレード交渉が可能となる。エンゼルスは7月26日に正捕手だったマルドナドをアストロズへ放出しており、シーズン途中に2人の主力捕手を失うことになった。
早ければ週明けにもマウンド復帰する大谷にとって、リベラはマルドナド同様、キャンプ期間中からコミュニケーションを取ってきた存在。公式戦でバッテリーを組んだのは5月6日のマリナーズ戦の1試合だけだったが、七回途中2失点で勝利投手になっている。今後はマルドナドの移籍と同時にメジャー初昇格を果たしたアルシアらと信頼関係を築いていくことになる。
プエルトリコ出身のリベラは01年ドラフトでマリナーズから2巡目で指名され、04年にメジャーデビュー。07年オフにフリーエージェントになってからはパドレス、レイズ、メッツなどを渡り歩き、昨季はシーズン途中にメッツからプレーオフを見据えて補強に動いたカブスへ移籍した。エンゼルスとは1月に1年280万ドル(約3億1000万円)で合意。五月中旬に右膝のけがで故障者リスト入りし、今月15日に戦列復帰したばかりだった。