大谷 2度目週間MVP御礼!8試合連続安打 三盗も
「エンゼルス2-5レンジャーズ」(10日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(24)が4月以来2度目の週間MVP(3~9日)に輝いた。この日のレンジャーズ戦には「5番・指名打者」でフル出場。4打数2安打1打点1得点、1三振1盗塁で8試合連続安打をマークした。試合前には新たな損傷が判明した右肘に関してエプラーGMと協議したが、手術を受けるかの結論は先送りとなった。
2人の左投手から快音を響かせた。四回に先発マイナーの内寄りスライダーを右中間二塁打にすると、七回2死一、三塁の好機には変則クラウディオのシンカーを左前へ運び、打点をつけた。
9月の対左腕成績は15打数6安打で打率・400。「(対戦の)量が多くなっている分、進歩するんじゃないかな、と」。打率1割台で低迷したのは過去の話だ。
四回に出塁した際には今季9盗塁目となる三盗を決めた。投手として10試合の登板と合わせた二刀流記録は1915年のシスラー以来、103年ぶりだ。
試合前には週間MVP受賞が発表された。「すごくうれしいですけど、ポストシーズンを狙える位置で獲れればもっとうれしい」。借金生活が続くチーム事情を憂えた。
打率3割、20本塁打、10盗塁に王手をかけた。今季メジャーでは同僚のトラウトら4人だけが到達した快記録。「1打席1打席どういう取り組みで結果を出せるかというのはすごく大事」。大谷の成長はとどまるところを知らない。