大谷二刀流封印 ソーシア監督が明言「来季は投げない」

 9回、二塁打を放ち滑り込む大谷 
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 「エンゼルス2-8マリナーズ」(13日、アナハイム)

 試合前のエンゼルスベンチ。大谷翔平投手(24)の来季以降の起用法について言及したマイク・ソーシア監督(59)は「彼が来年投げることはない」と言った。

 大谷は2日の登板後に受けた精密検査で右肘靭(じん)帯に新たな損傷が見つかった。医師が再建手術を勧める中、今季残り試合を打者として出場すると決断。手術の判断はしておらず、現在も最善策を模索しているところだ。

 球団は一貫して医師の意見を尊重するスタンスで「今年は二刀流を完全な形で見ることができなかったので、2020年を楽しみにしている」とソーシア監督。今季終了後に10年契約が満了し、退団濃厚と伝えられている指揮官だが、「20年は20~24試合に先発して、打者として300 ~350打席に立てると思う」と二刀流の継続と復活を期待した。この日の大谷はマリナーズ戦に「4番・DH」で9試合連続スタメン出場。7点ビハインドの九回に時速174キロの打球で中前へはじき返し、快足を飛ばして二塁を陥れた。

 しかし、最初の3打席は見せ場を作れなかった。すでに地区優勝争いから脱落しているチームはこの日の敗戦でワイルドカードでのプレーオフ進出も消滅。事実上の終戦となった。

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