大谷、豪快21号の後は2併殺 チームは連敗を5で止める
「エンゼルス5-4レンジャーズ」(24日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(24)が「3番・指名打者」で出場し、一回の21号先制ソロを含む5打数1安打1打点だった。打率は・280。延長十一回に代打ブリセーニョがサヨナラ5号を放ち、チームの連敗を5で止めた。
19試合連続でスタメンに名を連ねた大谷は11日の試合で2打数無安打に抑えられている右腕サンプソンと再対決。一回2死走者なしの場面で初球、高めの145キロ速球を右翼席へ運んだ。15日のマリナーズ戦以来、8戦ぶりの本塁打は飛距離428フィート(約130メートル)、打球速度113マイル(約182キロ)。右翼手が上空を見上げただけで打球を追うこともしなかった完璧な一撃だった。
1-1の三回1死一、二塁の好機は一直併殺。ワンボールから外角低めの138キロチェンジアップに両手を伸ばして食らいついたが、バットは真っ二つに折れ、力のないライナーに。飛び出した二走・ウォードが帰塁できず、勝ち越しのチャンスは一瞬にして消えた。
3-1の五回1死走者なしの打席は空振り三振。初球、高めのチェンジアップにバットを止めたが、ストライクと判定され、続く高めの145キロシンカー、内角高めの138キロスライダーを連続で空振り。シーズン99個目の三振を喫した。
4-3の七回無死一塁の第4打席は中継ぎ左腕クラウディオに二ゴロ併殺。カウント1-1から低めの137キロシンカーを打ったが、時速163キロの打球は野手の正面だった。
4-4の延長十回無死一塁の打席は中飛。抑えの右腕レクラークに対し、フルカウントからの8球目、132キロスライダーをとらえたが、ライナー性の打球は中堅手の正面だった。