大谷の右肘手術決断は「予想通り」 米メディア大々的に報じる
大リーグ、エンゼルスは25日(日本時間26日)、大谷翔平投手(24)が10月第1週にロサンゼルス市内の病院で右肘靱帯(じんたい)再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けると発表した。一般的にマウンド復帰まで1年から1年半を要とするとされており、二刀流復活は早くて2020年のシーズン。順調に回復すれば、来季は打者に専念する可能性が高い。
球団発表を受けて米メディアも大谷の手術を大々的に報じた。
大リーグ公式サイトは『ニュース速報』として「オオタニがトミー・ジョン手術へ」とのタイトルをつけ、手術決断は「予想どおり」とした。一般論として「今から手術を受けると2020年までマウンドには戻れないが、打者として出場する可能性は残っている。理論的には来季はDHとして出場することになるかもしれない」と、来季以降の見通しを記した。
また、過去にトミー・ジョン手術を受けた野手を紹介。ヤンキースの新人内野手トーレスはマイナー時代の昨年6月に利き手ではない左肘の靭帯を断裂してシーズン絶望の手術を受け、今季は開幕からプレー。昨季新人王のドジャース・シーガーは5月に右肘の手術を受け、来季開幕には復帰が予想されている。レイズやドジャースなどでプレーしたクロフォード外野手やエンゼルスのコザート内野手、ツインズのサノ内野手、レッドソックスのバルデス捕手の名を挙げ、「全員が1年以内にフィールドに戻ることができた」とした。
AP通信はソーシア監督の「ショウヘイが手術を受けるのは適切な決断だと思うし、早いに越したことはない」などのコメントを引用しながら、ここまでの経緯を説明した。