【一問一答2】大谷、右肘手術決断を語る「今以上になれることをイメージしていく」

25日、米大リーグのレンジャーズ戦前にリラックスした表情を見せるエンゼルス・大谷翔平=アナハイム(共同)
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 大リーグ、エンゼルスは25日(日本時間26日)、大谷翔平投手(24)が10月第1週にロサンゼルス市内の病院で右肘靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けると発表した。一般的にマウンド復帰まで1年から1年半を要するとされており、二刀流復活は早くて20年のシーズン。順調に回復すれば、来季は打者に専念する可能性が高い。

 この日行われたレンジャーズ戦で、六回に同点適時打を放つなど逆転勝利に貢献した大谷は、試合後の会見で手術決断の経緯や来季は打者として復帰する意欲を語った。一問一答(2)は以下のとおり。

  ◇  ◇

 -二刀流選手がトミー・ジョン手術を受けるのは初めて。打者として先に復帰できるという部分は手術を決断する後押しになりましたか。

 「時期的なものも含めてプラスというか、ベストな選択じゃないかなとは自分では思ってるので、決めた以上はしっかりとリハビリを含めて頑張っていきたいなとは思っています」

 -決断した時期は。

 「いつですかねぇ。いつっていうことはないですけど、もちろん簡単な選択ではないので、あらゆる可能性を探しながら一番いいものを選ぼうかなとは思ってました」

 -今は気持ち的にスッキリしていますか。

 「手術が失敗しないことを祈ってというか、それまではスッキリしないと思いますし、マウンドにもう1回上がるまではスッキリしないのかなとは思うんですけど、その中でやることをしっかりやりたいなと思います」

 -来季は打者として過ごすことになる1年。成長の部分ではどういう位置づけになると思いますか。

 「終わってみないと正直、分からないかなとは思うんですけど、毎年毎年、確実に選手として成長してきているとは思ってるので、それは来年以降も変わらないとは思う。いろんなところでそういうきっかけはつかめるんじゃないかなとは思います」

 -手術を受けることへの不安、怖さ。強くなって戻って来られる楽しみ。感情的にはどういうものがありますか。

 「そうですね、うーん、かなり高い確率で今、またはそれ以上の状態になれるとは言われているので、そこをイメージしながらというか、(イメージして)いきたいなとは思ってます。また、しっかりと自分が思ったように投げられるのを想像しながらいきたいなとは思っています」

 -アメリカ人の医師以外に日本人医師や選手の話を聞いた中で決断するきっかけになったことは。

 「もちろん、色んな人の話は聞きましたし、その中で先を考えた時に一番自分がいい方向に進んで行くタイミングだったりとか、選択なんじゃないかなと思ったので、やろうとは思いましたけど、どれを選んでもいい方向に進むと思ってるので、その中の一つを選んだという形かなと思います」

 -ファンに向けて。

 「投げるのは少し先になりますけど、試合では僕が頑張ればまた打席に立てるとは思うので、そこでいい姿を見せられるように頑張りたいなと思います」(終わり)

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