大谷に被弾の元同僚マーティン、完敗認める「彼の勝ち」
「エンゼルス3-2レンジャーズ」(26日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(24)は「4番・指名打者」で出場し、同点の八回に日本ハム時代の同僚だったクリス・マーティン投手(32)から決勝22号ソロを放つなど、4打数2安打2打点だった。15日のマリナーズ戦以来、10戦ぶり今季22度目のマルチ安打で打率を・283とした。22本塁打は日本ハム時代の16年に並ぶ自己最多タイ記録。チームは3連勝を飾った。
左翼フェンスの上部に弾んでブルペンに落ちた打球をマウンド上から見ていた。シーズン159試合目で初めて実現した元同僚対決。マーティンは2球連続ボールからカウント2-2に追い込んだ後の6球目、外角への153キロ直球について「感触としてはいいボールだったけど、結果的に失投になってしまった。彼の勝ちだ」と完敗を認めた。
昨季まで同僚だった選手との対戦を「楽しかったし、うれしかった」と振り返った右腕。3年ぶりにメジャー復帰した今季はここまで45試合に登板して1勝5敗、防御率は4・65。メジャー1年目ながら打線の中軸を任させれている大谷については「他の投手とも話していたんだけど、彼はしっかり適応している。メジャーで学び、さらに良くなっている」と、その成長ぶりに驚きを隠せない様子で話した。
今季の対戦はこの日が最後。同じア・リーグ西地区に所属する両軍は来年4月4日に顔を合わせる。「またやりたいですね」。笑顔で再戦を熱望した。