大谷 右肘手術成功「二刀流」復活は20年以降に エンゼルスGM総括会見

 右肘の手術に成功したエンゼルス・大谷
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 エンゼルスのビリー・エプラーGMが1日、本拠地エンゼル・スタジアムで総括会見を行い、大谷翔平投手(24)が同日午前にロサンゼルス市内で右肘内側側副靭帯(じんたい)の再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けたことを発表した。投手復帰まで通常は1年以上を要するが、同GMは来季は大谷が打者として戦力構想に入っていることを明かした。「二刀流」復活は2020年シーズン以降になる。

 会見直前に大谷の執刀医のエルトロッシュ医師から電話で報告を受けたというエプラーGM。「手術は成功しました。医師は患部の状態に満足していましたし、復帰までのプロセスに自信を見せていました」と話した。

 投打の二刀流としての復活は2020年シーズン以降となる見通し。来季は打者専任で大谷を戦力として考えているか?の質問に、同GMは「イエス!」と即答した。打者としての復帰時期については「その判断は難しい。どんな手術でも回復のプロセスによって予定は決まるものですから」と慎重。今後のリハビリは日本ではなく、本拠地のあるアナハイム周辺に滞在して継続するという。

 今季の大谷は打者で104試合に出場し、打率・285、22本塁打、62打点をマーク。投手としては10試合に登板し、4勝2敗、防御率3・31。6月と9月に右肘靱帯を損傷しながらも、ベーブ・ルース以来、100年ぶりの二刀流が本物であることを証明した。

 同GMは大谷の投打のデビュー戦を思い返しながら「心を動かされた。メジャーのレベルでは見たことのないものだった。すべてが特別だった」と表現。さらに「投げて、打って、走って相手を支配していた。彼のプレーを見るのが本当に楽しかった」と称賛の言葉は尽きなかった。

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