レッドソックス 5年ぶりにワールドシリーズ進出 コーラ監督ご満悦
「ア・リーグ優勝決定シリーズ・第5戦、アストロズ1-4レッドソックス」(18日、ヒューストン)
ア・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)第5戦が行われ、レッドソックス(東地区)がアストロズ(西地区)に4-1で勝ち、4勝1敗で5年ぶりにワールドシリーズ(WS=23日開幕)に進んだ。三回にマルティネスのソロで先制し、六回にはディバースの3ランで加点。プライスが6回無失点と好投した。アストロズは第2戦から4連敗でWS2連覇を逃した。ナ・リーグ優勝決定シリーズはゲームがなかった。
攻守で昨季王者を圧倒した。レッドソックスは2本塁打で効果的に得点し、投手陣は4人のリレーで最少失点に切り抜けた。今季のプレーオフは敵地での5試合に全勝。この日、43歳になった就任1年目のコーラ監督は「昨夜の試合終了は日付が変わっていた。誕生日に2勝できた」とご満悦だった。
三回、打点王のマルティネスが影を潜めていた持ち味の長打力を発揮した。「リズムに乗らせると攻略は難しい」と言うバーランダーから先制ソロ。さらに六回はディバースが3ランで貴重な追加点をたたき出した。
中3日で先発した左腕プライスは六回まで三塁を踏ませず、毎回の9三振を奪った。ポストシーズンは12度目の先発で初勝利をつかみ「野球をしてきて最も特別な日だ」と感慨に浸った。
今シリーズは9番ブラッドリーが9打点と大当たりだった。投手陣は先発が救援をこなすなどフル回転した。「あと4勝」と口々に言う選手が見据えるのは、上原(現巨人)が抑えを務めた2013年以来の頂点だけだ。