マエケン、暴投でPS初失点 2死二、三塁の窮地に痛恨の1球
「ナ・リーグ優勝決定シリーズ・第6戦、ブルワーズ7-2ドジャース」(19日、ミルウォーキー)
ドジャースの前田健太投手(30)が2-5の七回から6番手で登板し、1回2安打2失点だった。今ポストシーズン5試合目で初失点を喫した。
シリーズ3勝2敗で2年連続ワールドシリーズ進出に王手をかけた第6戦。前田の出番は3点を追う七回だ。先頭アギラーにファウルで粘られ、フルカウントから11球目の直球を右翼線二塁打にされ、いきなりピンチを背負った。続くムスタカスを敬遠で歩かせ、無死一、二塁。代打グランダーソンを空振り三振、8番アルシアのボテボテの当たりを好守で投ゴロに仕留めて2死二、三塁とした。
痛恨の1球は代打サンタナへの初球だ。外角低めを狙ったスライダーがワンバウンド暴投となり、三塁走者の生還を許す。今ポストシーズン5試合目にして初失点。最後は空振り三振に斬って最少失点に抑えたが、ベンチに戻る表情は悔しげだった。
イニングまたぎとなった八回は先頭ケインにカウント2-1からスライダーを左前へ運ばれた。ベンチからロバーツ監督が飛び出し、交代を告げた。代わった左腕ヒルが後続に適時打を許し、前田に2失点目がついた。