ドジャース2年連続WS進出 ジャンセン-カーショーの“究極リレー”で逃げ切る
「ナ・リーグ優勝決定シリーズ・第7戦、ブルワーズ1-5ドジャース」(20日、ミルウォーキー)
前田健太投手(30)が所属するドジャースが最終第7戦を制し、シリーズ4勝3敗で2年連続ワールドシリーズ進出を決めた。二回にベリンジャーの2ランで逆転し、六回のプイグの3ランでリードを広げた。七回途中から守護神ジャンセンを、九回からエースのカーショーを投入する“究極リレー”で逃げ切った。前田の登板機会はなかった。チームは88年以来、30年ぶりの栄冠を目指し、23日(日本時間24日)からア・リーグの覇者レッドソックスと激突する。
シリーズ3勝3敗で迎えた第7戦。流れを変えたのは若きスラッガーの一振りだった。0-1の二回。先頭の4番マチャドがフルカウントから意表を突くバント安打で出塁すると、23歳ベリンジャーが右中間2階席へ逆転2ランを放った。
1点リードの六回2死二、三塁の好機にはプイグが中越え3ラン。打球が中堅フェンスの最上部に当たってホームランとなる一撃でリードを4点に広げた。
5-1の七回2死一塁からは守護神のジャンセンを投入。1回1/3を無安打3奪三振のパーフェクト救援で相手打線を沈黙させると、九回からは17日の第5戦に先発したエースのカーショーが中2日でマウンドに上がり、敵の息の根を止めた。
ブルワーズは初回に主砲イエリチの一発で先制したが、二回以降は得点圏に走者を進めながらあと1本が出ず。36年ぶり2度目のワールドシリーズ進出はならなかった。