エンゼルス新監督は前タイガース監督のオースマス氏 大谷の復帰時期や起用法に注目
大谷翔平投手(24)が所属するエンゼルスは21日(日本時間22日)、新監督にブラッド・オースマス氏(49)が就任すると発表した。元捕手の同氏はタイガースの監督の経験があり、今季は球団のGM特別補佐を務めた。
現役時代は捕手として18シーズンにわたってパドレス、タイガース、アストロズ、ドジャースでプレー。3度のゴールドグラブを受賞(01、02、06年)するなど、堅守の捕手として知られ、メジャー通算成績は1971試合、打率・251、80本塁打、607打点、102盗塁だった。球宴1回。
10年に引退した後はパドレスの特別補佐に就任し、13年のWBCではイスラエル代表監督を務めた。14年にタイガースの監督に就任し、17年まで4シーズンの通算成績は314勝332敗。就任1年目に地区優勝を果たしたが、プレーオフは地区シリーズで3連敗を喫して敗退した。
エンゼルスは今季まで19年にわたってチームを率いてきたソーシア監督が10年契約を満了して退任。次期監督として球団内外から10人以上と言われている候補と面談などを行ってきたエプラーGMは「最終的にブラッドのもつ周囲とのつながり、意思疎通やリーダーシップのスキル、さらには進化し続ける戦略や確率論的アプローチへの理解が決断の決め手になりました」と説明した。
今季は3年連続負け越しでア・リーグ西地区4位に沈んだチームをどう立て直していくのか。また、シーズン終了後に右肘靭帯再建手術を受けた大谷の復帰のタイミング、打者に専念した場合の起用法など、その手腕が注目される。