レッドソックス先勝、ヌネス09年松井以来WS代打弾 コーラ監督会心の笑み

 「ワールドシリーズ・第1戦、レッドソックス8-4ドジャース」(23日、ボストン)

 ワールドシリーズはボストンで開幕し、30年ぶり7度目の制覇を目指すドジャース(ナ・リーグ)が5年ぶり9度目の頂点を狙うレッドソックス(ア・リーグ)に4-8で敗れ、黒星発進となった。ドジャースの前田健太投手(30)は登板しなかった。

 レッドソックスの強力打線が五回に敵のエース左腕カーショーを攻略。超満員3万8545人の「BEAT!LA!(ロサンゼルスを叩きのめせ!)」の大合唱が響き渡った。

 試合を決めたのは1点差に詰め寄られた直後の七回だ。1死一、二塁の好機に代打ヌネスが左腕ウッドの内角低めに落ちるナックルカーブを鋭く振り抜いた。「速球勝負を避けるのは分かっていた。遅い球を待っていた」。打球は左翼にそびえる『グリーンモンスター』を越えるダメ押し3ラン。勝負どころでベテラン右打者を起用すると決めていたというコーラ監督は「うまくいった」と会心の笑み。

 昨年のプレーオフはヌネスにとって苦い思い出しかない。地区シリーズ第1戦の1打席目で右膝を負傷。戦列復帰できずに終戦を迎えた。「このチームと再契約した理由はただ一つ。監督にはリングを取りたいと言った」。09年の松井(ヤンキース)以来となる代打弾。ワールドシリーズ初スイングがチームに勝利をもたらした。球団5年ぶりの栄冠に一歩近づいた。

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