マエケン日本投手初2年連続WS登板 無失点もドジャースは敵地で連敗

 「ワールドシリーズ・第2戦、レッドソックス4-2ドジャース」(24日、ボストン)

 30年ぶり7度目の制覇を目指すドジャース(ナ・リーグ)が5年ぶり9度目の頂点を狙うレッドソックス(ア・リーグ)に2-4で負け、敵地で2連敗した。前田健太投手(30)は2-4の七回に日本投手初の2年連続WS登板を果たし、2/3回を1安打無失点、1三振だった。レッドソックスは1-2の五回にマルティネスの2点適時打など3得点で逆転した。

 前田が日本投手初の2年連続ワールドシリーズ登板。2点を追う七回からマウンドへ上がり、1死から首位打者ベッツに左越え二塁打を許したが、後続を空振り三振に仕留めてお役御免となった。「いいチェンジアップがいいコースに決まった」と満足感を漂わせた。

 その重圧の大きさから「憂鬱(ゆううつ)」と表現した大舞台。しかもメジャー最古、1912年開場のフェンウェイパークで投げるのは初。「すごく一体感があり、ファンの声援がすごかった。あとは気温の低さ。大変かなと思います」。気温5度、体感気温2度の中で気迫の投球を披露した。

 自身は無失点で切り抜けたが、チームは2試合連続逆転負け。「切り替えるしかない」。55、65、81年のワールドシリーズで2連敗から王者になった過去がある。2日後に本拠地で迎える第3戦で巻き返しを誓った。

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