レッドソックス監督、選手の姿勢に感服 2連敗のドジャースは地元で初勝利目指す
前田健太投手(30)が所属するドジャース(ナ・リーグ)とレッドソックス(ア・リーグ)が頂点を争うワールドシリーズ(7回戦制)は明日26日(日本時間27日)、舞台をロサンゼルスに移して第3戦を行う。移動日となった25日(同26日)はドジャースタジアムで両軍監督、第3戦に先発するドジャースのビューラーとレッドソックスのポーセロがそれぞれ記者会見に臨んだ。
地元ボストンで連勝し、5年ぶりの頂点まで2勝としているレッドソックスのコーラ監督は「自分たちはまだ強くなると感じている。優勝まであと2つなのは分かっているが、選手たちはとても謙虚だし、向上し続けようとしている。そこがこのチームの素晴らしいところだ」と、選手たちの落ち着きぶりに満足感を漂わせた。
指名打者のないナ・リーグのルール。打点王でDHのマルティネスが23日の第1戦で走塁の際に左足首を捻挫したため、第3戦の守備での出場は微妙だが、指揮官は「明朝に治療を受け、午後の様子を見て決めたい」と明言は避けた。また、マルティネスが外野を守ることで右翼ベッツが二塁に回る可能性については「それはない」と完全否定した。
地元で巻き返したいドジャースのロバーツ監督は、リーグ優勝決定シリーズでブルワーズを破った最終第7戦を引き合いに出し、「まだ一発勝負の状況ではない。ホームに戻って気分も変わる。明日は気持ちも高ぶるだろうし、活気づくだろう」と、選手の奮起に期待した。
今ポストシーズンは1番打者を固定せず、相手先発のタイプなどを考慮して決定してきた。第1、2戦はいずれも相手先発が左腕だったため、ドジャーを起用してきた指揮官は、右腕ポーセロが先発する第3戦はピダーソンが1番を務めると明言した。