崖っぷちドジャース カーショーまさかの3被弾 打線の援護なく…7回4失点で降板

 6回、ベッツ(右)に本塁打を浴びたドジャースのカーショー
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 「ワールドシリーズ・第5戦、ドジャース-レッドソックス」(28日、ロサンゼルス)

 前田健太投手が所属するドジャースのエース、カーショーが7回7安打4失点で降板した。初回にピアースに先制2ランを浴びるなど、計3本の本塁打を許し、3点ビハインドの展開でマウンドを降りた。

 先制したのは5年ぶりのチャンピオンに王手をかけているレッドソックス。一回1死一塁から前日2安打4打点のピアースが左中間席へ2ランを放った。カーショーの初球、148キロ直球を完璧に捉えた。プレーボールからわずか3分、6球で2点をもぎ取った。

 その裏の攻撃でドジャースが意地を見せる。先発予定だったセールに代わってマウンドに立ったプライスに対し、1番フリースが初球、148キロを右翼席へ叩き込んだ。本拠地の熱狂が渦巻くなか、右こぶしを突き上げて一塁を回った。

 カーショーは二回から五回まで1安打に抑えていたが、六回1死からベッツに左越えソロを浴びる。カウント2-2から低めのスライダーをうまく捉えられ、マウンド上で悔しさをにじませた。首位打者のベッツは第2戦の七回に左越え二塁打を放って以来、16打席ぶり(2四球含む)の快音だった。

 さらに七回には先頭のマルティネスにソロ被弾。カウント1-1から145キロ直球をセンターへ運ばれた。

 ドジャース打線は二回以降、プライスの前に反撃のチャンスをつくれず。1-2の三回1死三塁の同点機を逸するなど、力投するカーショーを援護できなかった。

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