大リーグで守備に優れた選手に贈られるゴールドグラブ賞の発表があり、ア・リーグ投手部門の最終候補に入っていたヤンキースの田中将大投手（３０）の受賞はならなかった。同部門はダラス・カイケル投手（アストロズ）が２年ぶり４回目の受賞を果たした。

　田中は楽天時代の１１～１３年に３年連続ゴールデングラブ賞を受賞しており、投球のみならず、フィールディングでも高い評価を受けていた。メジャー５年目の今季は２７試合、１５６イニングを投げて守備率は・９７４。過去４年で１４、１５、１７年にシーズン無失策、守備率１０割を記録していた。最終候補に入ったのは今回が初めて。受賞すれば、日本投手では史上初、野手を含めると０１年から１０年連続で受賞したイチロー（マリナーズ）以来、８年ぶりだった。

ア・リーグの受賞者は以下のとおり。

投手　ダラス・カイケル（アストロズ）２年ぶり４回目

捕手　サルバドール・ペレス（ロイヤルズ）３年ぶり５回目

一塁　マット・オルソン（アスレチックス）初

二塁　イアン・キンズラー（レッドソックス）２年ぶり２回目

三塁　マット・チャプマン（アスレチックス）初

遊撃　アンドレルトン・シモンズ（エンゼルス）２年連続４回目

左翼　アレックス・ゴードン（ロイヤルズ）２年連続６回目

中堅　ジャッキー・ブラッドリーＪｒ．（レッドソックス）初

右翼　ムーキー・ベッツ（レッドソックス）３年連続３回目

ナ・リーグの受賞者は以下のとおり。

投手　ザク・グリンキー（ダイヤモンドバックス）５年連続５回目

捕手　ヤディーナ・モリーナ（カージナルス）３年ぶり９回目

一塁　アンソニー・リゾ（カブス）２年ぶり２回目

　　　フレディー・フリーマン（ブレーブス）初

二塁　ＤＪ・ラメーヒュー（ロッキーズ）２年連続３回目

三塁　ノーラン・アレナド（ロッキーズ）６年連続６回目

遊撃　ニック・アーメド（ダイヤモンドバックス）初

左翼　コーリー・ディッカーソン（パイレーツ）初

中堅　エンダー・インシアルテ（ブレーブス）３年連続３回目

右翼　ニック・マーカキス（ブレーブス）４年ぶり３回目