大谷翔平、新人王最終候補3人に入る「ユニークな才能。最有力候補」
エンゼルスの大谷翔平投手(24)が5日(日本時間6日)、ア・リーグ新人王最終候補3人に入ったことが発表された。全米野球記者協会(BBWAA)に所属する記者の投票(投票済み)によって決まり、上位3人には大谷のほかにヤンキースのミゲル・アンドゥハー(23)とグレイバー・トーレス(21)両内野手が名を連ねた。発表は12日(同13日)。
大谷は打者で104試合に出場し、打率・285、22本塁打、61打点、10盗塁をマーク。長打率・564は両リーグ新人の中では最高、出塁率・361はア・リーグ新人で1位の数字だった。
投手としては6月と9月に右肘靭帯の損傷が判明したため、10試合、4勝2敗、防御率3・31の成績にとどまった。しかし、投打ともに質の高いパフォーマンスを披露し、ベーブ・ルース以来、100年ぶりとなる本格的二刀流が本物であることを証明した。発表を行ったMLBネットワークでは「ユニークな才能。最有力候補」と紹介された。
大谷が受賞すれば、日本選手では野茂(95年、ドジャース)、佐々木(00年、マリナーズ)、イチロー(01年、マリナーズ)に続き、4人目の快挙となる。
大谷の対抗馬はヤンキースの2人。アンドゥハーは正三塁手として149試合に出場し、打率・297、新人二冠となる27本塁打、92打点。この日発表された3人の中では唯一、規定打席に達している。トーレスは正二塁手として123試合に出場し、打率・271、24本塁打、77打点だった。
3人は選手間投票によるア・リーグ新人王最終候補にも入っている。
この日発表された両リーグ各賞の最終候補は以下のとおり。
ア・リーグ
MVP(最優秀選手)…ベッツ(レッドソックス)、ラミレス(インディアンス)、トラウト(エンゼルス)
サイ・ヤング賞(最優秀投手)…クルバー(インディアンス)、スネル(レイズ)、バーランダー(アストロズ)
新人王…アンドゥハー、大谷、トーレス
最優秀監督…キャッシュ(レイズ)、コーラ(レッドソックス)、メルビン(アスレチックス)
ナ・リーグ
MVP(最優秀選手)…アレナド(ロッキーズ)、バエズ(カブス)、イエリチ(ブルワーズ)
サイ・ヤング賞(最優秀投手)…デグロム(メッツ)、ノラ(フィリーズ)、シャーザー(ナショナルズ)、
新人王…アクーニャ(ブレーブス)、ビューラー(ドジャース)、ソト(ナショナルズ)
最優秀監督…ブラック(ロッキーズ)、カウンセル(ブルワーズ)、スニトカー(ブレーブス)