MLBサイ・ヤング賞 ナ・リーグはデグロムが史上最少10勝で初受賞
大リーグで最も優秀な投手に贈られるサイ・ヤング賞が14日(日本時間15日)、発表され、ナ・リーグはメッツのジェイコブ・デグロム投手(30)が、ア・リーグはレイズのブレイク・スネル投手(25)がともに初めて受賞した。
メジャー5年目のデグロムは今季、32試合、メジャー2位の217回を投げて10勝と勝ち星には恵まれなかったが、両リーグベストの防御率1・70をマーク。年間10勝は史上最少での受賞となった。
同賞は全米野球記者協会(BBWAA)の会員各30人が5名連記で投票。1位7点、2位4点、3位3点、4位2点、5位1点とし、その合計点で決定する。
デグロムは満票にわずか1足りない1位票29、2位票1を獲得して計207ポイント。リーグ最多18勝&300奪三振で3年連続4度目の受賞を狙ったナショナルズのシャーザーは1位票1、2位票29、計123ポイントで次点だった。
ア・リーグ受賞者のスネルは11年ドラフトでレイズから1巡目全体52番目で指名され、16年にメジャーデビュー。3年目の今季はメジャー最多の21勝(5敗)を挙げ、防御率はリーグ1位の1・89だった。左腕から繰り出される160キロの剛球とキレのある変化球で打者を圧倒。昨季の5勝&防御率4・04からわずか1年で飛躍的な成長を遂げた。
獲得ポイントはスネルが1位票17、2位票11、3位票2で合計169ポイント。15ポイント差で敗れた2位のバーランダーは1位票と2位票をそれぞれ13、3位票3、4位票1で合計154ポイントだった。