マリナーズ、大型トレード連発 3年前から残る選手はわずか2人

 米大リーグ、マリナーズは3日(日本時間4日)、複数の主力選手が絡む大型トレード2件を発表した。主砲のロビンソン・カノ二塁手(36)と今季セーブ王のディアス投手の2選手をメッツへ放出し、ジェイ・ブルース外野手(31)とアンソニー・スウォーザック投手(33)のベテラン2人と若手有望株3人、計5人を獲得。また、正遊撃手のジーン・セグラ(28)と中継ぎ右腕ホアン・ニカシオ投手(32)、同左腕ジェームズ・パゾス投手(27)との引き換えにフィリーズからカルロス・サンタナ一塁手(32)とJP・クロフォード遊撃手(23)を得た。

 マリナーズはこの日のトレードで将来の大幅な年俸削減に成功した。米メディアによると、カノの残りの契約、5年1億2000万ドル(約136億3000万円)の一部を負担する形で2000万ドル(約22億7000万円)をメッツに支払うが、獲得した2選手の契約を差し引き、およそ6400万ドル(約72億7000万円)のコストをカット。セグラは4年5940万ドル(約67億5000万円)の契約を残している。

 一方、マリナーズが獲得したブルースは2年2800万ドル(約31億7000万円)、サンタナは2年3450万ドル(約39億2000万円)の契約が残っているが、ディポトGMは今後の放出の可能性を示唆したという。

 今季のマリナーズは89勝で03年の93勝以来となる勝ち星を挙げたが、17年連続でポストシーズンを逃した。オフに入ると積極的にトレードを敢行。すでにエース左腕のパクストンをヤンキースへ、正捕手のズニーノとヘレディア外野手をレイズへ、中継ぎコロメをホワイトソックスへ放出し、チームの解体・再建に着手している。ディポトGMが同職に就いた15年9月の時点でメジャー40人枠にいた選手で残っているのは先発ヘルナンデスと三塁シーガーの2人だけとなった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

大リーグ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(大リーグ)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス