右肘の手術で打者専念のエンゼルス・大谷、来季開幕に意欲

 投打の「二刀流」で活躍し、ア・リーグ新人王に輝いたエンゼルスの大谷翔平投手(24)が4日、東京都内で共同通信のインタビューに応じ、今季終了直後に右肘の靱帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けたため、打者に専念するメジャー2年目の来季開幕に「まずはそこを目指したい」と意欲を見せた。

 今季4勝を挙げた投手でプレーするのは早くても2020年。同22本塁打を放った打者での復帰見通しには「開幕目指してやる。何百件もあるリハビリの症例を比較して開幕まで合わせていく。普通にいけば間に合わなくないのかなという感じ」。一方で「(時期を)延ばすのもOK」と来季開幕に固執しない意向を示した。

 11月21日の日本帰国後もリハビリを継続し「元の可動域にはほぼ戻っている」と言う。練習の現状は「バットは使っていない。球を見たりとかタイミングを計ったりとか、そういう感じ」とした。

 二刀流を封印せざるを得ない2年目も「打者として長く出るので、そこは今までにないところ。例年と違うという意味では勉強になる部分はあると思う」と前向きに捉えた。また、今オフに西武からポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す花巻東の先輩、菊池については「僕が安定して試合に出られれば、対戦するチャンスもあるかな」と思いを口にした。

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