エンゼルス・大谷 打者専念シーズン開幕!復帰を目指し「一日一日しっかりこなす」
「エンゼルス春季キャンプ」(13日、テンピ)
米大リーグは各地でキャンプが行われ、エンゼルスの大谷翔平投手(24)がアリゾナ州テンピで初日を迎え、ウエートトレーニングなど別メニューで調整した。他に日本選手3人がキャンプインし、右腕故障から再起を期すカブスのダルビッシュ有投手(32)はブルペンで39球を投げ込んだ。ドジャースの前田健太投手(30)、ダイヤモンドバックスの平野佳寿投手(34)は軽めに練習した。
ユニホームを着ることなく、室内で個人メニューをこなしたメジャー2年目のキャンプ初日。大谷は自身に言い聞かせるように「今できるメニューを一日一日しっかりこなしたい。その一歩ずつが必ず復帰につながる」と言った。
昨年10月に右肘手術を敢行。素振りを許可されたのは5日前だ。力の入れ具合は「7、8割ですね」。今後は体の状態を確認しながらティー打撃、トス打撃、フリー打撃と段階を踏んでいくが、「バッティングでおそらくつまずくことはないと思っている」と自信を見せた。
オースマス監督は復帰時期を5月以降としているが、大谷は「僕はもっと早くいくつもりですし、それが普通」と本音を明かす。その一方で球団の考えに理解を示し、「そこを我慢しながらやりたいと思います」と複雑な胸中を吐露した。
現時点で決まっているのは、今季は打者に専念するということだけ。投球再開時期については「一つ一つ一のことをしっかりやっていければ」と言葉を濁した大谷。昨季終盤の打撃を「すごくいい感覚だった」と振り返り、「もちろん、それ以上を目指してやります。そこは楽しみかなと思っています」と、自身の成長を実感できる日が来るのが待ち遠しそうだった。