ダルビッシュ始動 けがなく投げ切る 右腕故障から巻き返しへ

 「カプス春季キャンプ」(13日、メサ)

 カブス・ダルビッシュはアリゾナ州メサでキャンプを開始し、右腕故障からの巻き返しに懸ける今季へ「けがなくシーズンを投げ切れるようにしたい」と意欲を述べた。

 移籍1年目の昨年はわずか1勝に終わり、9月には右肘の手術を受けた。練習後は新任のホットビー投手コーチと話し合い「改善点というか、こういう感じでいけばいいのかなっていうのが、また一つあった。キャッチボールとかで試していく」と復活への思いをにじませた。

 キャンプ直前の移籍先決定で慌ただしかった昨年とは異なり「リラックスして入ることができた」と言う。1週間以上前からキャンプ地で調整し、既に投球練習も行っている。この日はブルペンで39球を投げ「最後の5球ぐらいは良かったので次が楽しみ」と手応えを口にした。

 米球界8年目の今年は基本的に通訳をつけない方針という。「緊張して汗が出た」と言いながらも、米メディアに英語でそつなく対応していた。

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