イチロー始動100スイング レギュラー故障でOP戦出場あるかも
「マリナーズ春季キャンプ」(15日、ピオリア)
マリナーズとマイナー契約で招待選手のイチロー外野手(45)が15日、16日のキャンプインに備えてアリゾナ州ピオリアのキャンプ地に入り、身体検査を済ませると打撃練習などで体を動かし、米球界19年目に備えた。ヤンキースの田中将大投手(30)は今キャンプで初の投球練習を行い、全球種を投げ込んだ。
短パンからのぞく脚の筋肉は鍛錬のたまものだ。イチローがキャンプイン前日の身体検査を受けるため、キャンプ地入り。検査後は約50分の自主練習を行い、メジャー19年目、日米通算28年目のシーズンに向けて始動した。
室内ではインパクトの瞬間に大きく息を吐く独特の呼吸法で約100スイング。フィールドに出るとキャッチボールなどで軽快に動いた。練習の合間には関係者と談笑し、声を上げて笑うなど、その表情は明るかった。
マイナー契約のため、今キャンプは招待選手としてメジャー40人枠入りを目指す。この日朝の会見でサービス監督は正中堅手のスミスが自主トレ中に右肘を負傷し、今後は別メニューで調整すると発表。若手有望外野手とともに45歳のベテランの名を挙げて「(オープン戦の)出場機会は多くなるだろう」と話した。
チームは21日から実戦に入り、3月20日に東京で開幕を迎える。イチローの新たな挑戦が始まろうとしている。