マー君 余裕のハイペース調整「まずまず」キャンプ初の投球練習
「ヤンキース春季キャンプ」(15日、タンパ)
ブルペンにミットをはじく心地よい音が響く。ヤンキース・田中はキャンプで初めて投球練習を行い、順調な調整ぶりを披露。「まずまず投げられたと思う」と、全球種を交えた33球を振り返った。
控え捕手のヒガシオカと組み、ノーワインドアップ、セットポジションで投じた。横にはパクストン、ハップの両左腕が並ぶ豪華な顔ぶれ。ブーン監督が後ろで見守ったが「今の状態通りに普通に投げられればいい」と自分のペースを貫いた。
オフに例年より早く調整を進め、キャンプ前に捕手役が座った状態で6度の投球練習をこなしてきた。本人が「(これまでは)なかったんじゃないか」と言う回数で「段階を踏めている。ペース自体は遅いよりいい。進んでいたら緩められる」と、心身ともに余裕を感じさせていた。