イチロー514日ぶり盗塁 完璧スタートも「全然、進んでない」

 「オープン戦、ロッキーズ2-4マリナーズ」(24日、スコッツデール)

 マリナーズのイチロー外野手(45)が24日(日本時間25日)、ロッキーズとのオープン戦に「6番・左翼」で出場し、17年9月28日のブレーブス戦以来、514日ぶりに実戦で盗塁を記録した。

 スライドステップを苦手とする相手右腕の弱点をきっちり突いた。二回、四球で出塁したイチローが次打者の2球目に完璧なスタートを切った。

 二塁を陥れた瞬間、敵地ファンは拍手と歓声。「いつ以来ですかねぇ」。試合後のクラブハウスで45歳のイチローが自身最後の盗塁を思い返す。完璧に見えた足技にも本人は「いや、全然、(前に)進んでないです」と“ダメ出し”。「いつも通り、この時期は進まないです」と冷静に分析した。

 3月20日の開幕戦までオープン戦の出場機会は限られている。積極的に走ろうという意識について「なかったら走らないでしょ。そらそうでしょう」と即答した。マイナー契約から開幕ベンチ入りを目指すベテランがこの日は走塁でアピール。サービス監督は「51番がやれることは知っている。素晴らしかった」とたたえた。

 年齢は単なる数字。「安易な責任のない意見。そういうものを裏切りたい」。キャンプ初日に口にした言葉を、イチローがプレーで実証していく。

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